2007.09.05Wed
秀山祭九月大歌舞伎
9月4日(火) 歌舞伎座
『秀山祭九月大歌舞伎』
一、「壇浦兜軍記」 -阿古屋-
遊君阿古屋 玉三郎
榛沢六郎 染五郎
岩永左衛門 段四郎
秩父庄司重忠 吉右衛門
二、「身替座禅」
山陰右京 團十郎
太郎冠者 染五郎
奥方玉の井 左團次
三、二条城の清正
(二幕三場)
清正館
二条城
御座船
加藤清正 吉右衛門
豊臣秀頼 福助
徳川家康 左團次


゛秀山゛とは初代・中村吉右衛門の俳名で、
昨年、生誕百二十年の記念の年に第1回秀山祭が行なわれ今年は2回め。
初代にゆかりのあった演目を二代目が演じます。
「阿古屋」
逃亡犯の平景清の居所を愛人の遊女・阿古屋に拷問をして
聞き出そうとするお話。
その拷問方法が、琴、三味線、胡弓を順に弾かせて
心乱れた演奏だったら うそをついていると見破るという心理作戦。
見事に生で演奏する玉三郎が美し過ぎ・・・
今回、花道のすぐ横の席だったので まじかにお目にして
うっとりですね・・
玉三郎さま~~・・・がわかる気がしました。
文楽でも有名なこのお話、敵役の岩永左衛門を演じる段四郎は
人形振りで演じます。ちゃんと黒子の左遣い、足遣いも従えて。
台詞は文楽のように義太夫の大夫が語っていて
人形になったつもりでの演技、しっとりと聞かせる芝居の中に
滑稽さも含まれている、飽きさせないお芝居です。
ここでの胡弓がまた聴きどころ、
胡弓と言うと中国の楽器を思い浮かべますが
阿古屋の胡弓は三味線を小型化して日本独特な楽器です。

「身替座禅」
狂言の「花子(はなご)」を歌舞伎にしたものです。
最初から最後まで笑わせてくれました。
團十郎の気の弱いお殿様、左團次のとっても恐~~い奥方
染五郎の頼りない家来、楽しませてくれました。
常盤津と長唄の掛け合いがまた華やかさを引き立てている舞踊歌舞伎。


「二条城の清正」
秀山十種のひとつ、初代中村吉右衛門が選定した家の芸。
大河ドラマです。
家康と秀頼の対面、二条城の大広間場面は豪華絢爛。
吉右衛門の老いているけれど誰よりも迫力のある清正、
清正の一喝がピンと張り詰める緊張あふれる芝居でした。



『秀山祭九月大歌舞伎』
一、「壇浦兜軍記」 -阿古屋-
遊君阿古屋 玉三郎
榛沢六郎 染五郎
岩永左衛門 段四郎
秩父庄司重忠 吉右衛門
二、「身替座禅」
山陰右京 團十郎
太郎冠者 染五郎
奥方玉の井 左團次
三、二条城の清正
(二幕三場)
清正館
二条城
御座船
加藤清正 吉右衛門
豊臣秀頼 福助
徳川家康 左團次


゛秀山゛とは初代・中村吉右衛門の俳名で、
昨年、生誕百二十年の記念の年に第1回秀山祭が行なわれ今年は2回め。
初代にゆかりのあった演目を二代目が演じます。
「阿古屋」
逃亡犯の平景清の居所を愛人の遊女・阿古屋に拷問をして
聞き出そうとするお話。
その拷問方法が、琴、三味線、胡弓を順に弾かせて
心乱れた演奏だったら うそをついていると見破るという心理作戦。
見事に生で演奏する玉三郎が美し過ぎ・・・
今回、花道のすぐ横の席だったので まじかにお目にして
うっとりですね・・
玉三郎さま~~・・・がわかる気がしました。
文楽でも有名なこのお話、敵役の岩永左衛門を演じる段四郎は
人形振りで演じます。ちゃんと黒子の左遣い、足遣いも従えて。
台詞は文楽のように義太夫の大夫が語っていて
人形になったつもりでの演技、しっとりと聞かせる芝居の中に
滑稽さも含まれている、飽きさせないお芝居です。
ここでの胡弓がまた聴きどころ、
胡弓と言うと中国の楽器を思い浮かべますが
阿古屋の胡弓は三味線を小型化して日本独特な楽器です。

「身替座禅」
狂言の「花子(はなご)」を歌舞伎にしたものです。
最初から最後まで笑わせてくれました。
團十郎の気の弱いお殿様、左團次のとっても恐~~い奥方
染五郎の頼りない家来、楽しませてくれました。
常盤津と長唄の掛け合いがまた華やかさを引き立てている舞踊歌舞伎。


「二条城の清正」
秀山十種のひとつ、初代中村吉右衛門が選定した家の芸。
大河ドラマです。
家康と秀頼の対面、二条城の大広間場面は豪華絢爛。
吉右衛門の老いているけれど誰よりも迫力のある清正、
清正の一喝がピンと張り詰める緊張あふれる芝居でした。



| 文楽など・・・伝統文化 | 18:03 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑
相変わらず、いい観劇してますね~
暇になったら、ご一緒したいです。
| れん | 2007/09/0608:45 | URL | ≫ EDIT