7月22日(火) 歌舞伎座
七月大歌舞伎 夜の部
『 夜叉ヶ池 』
坂東玉三郎監修
百合 春猿
白雪姫 笑三郎
萩原晃 段治郎
穴隈鉱蔵 薪車
畑上嘉伝次 寿猿
黒和尚鯰入 猿弥
万年姥 吉弥
山沢学円 市川右近
『 高野聖 』
女 玉三郎
宗朝 海老蔵
薬売 市蔵
次郎 尾上右近
猟師 男女蔵
百姓 右之助
親仁 歌六

泉鏡花原作の2本立て。
妖しい世界に惹きこまれます。
舞台も幽玄さを めいいっぱい演出、
もうぜったいに何かが出てきます!って言う暗さで ドキドキ感。
『夜叉ヶ池』の春猿の百合は どっから見ても美しいか弱い女性です。
玉三郎の後継者になると思ってはいましたが
今回の百合役で決まり!だと確信。
3月に鑑賞した『ヤマトタケル』=澤瀉屋一門総出演の時のメンバーと
今回一緒です。
ダブりますねぇ〜(笑)
声が同じ、当たり前だけど、
右近さん 背広姿だけどヤマトタケルに見える・・・。
そう、泉鏡花の世界、『夜叉ヶ池』は大正初めが舞台、
『高野聖』は明治始め、
どちらも時代劇がかっていないので 歌舞伎のようで歌舞伎ではないような
不思議なお芝居です。
『高野聖』は54年ぶりの上演だそうです。
脚本にも参加している 玉三郎が泉鏡花の妖しい、艶かしい世界を再現します、
まぁこの人自身が妖しく艶かしいのですが・・・。

山中に美しすぎる女と白痴の夫、
その中にお坊さまが 危うく囚われの身に・・・
美しすぎると言う事はもちろんワケありです。
仏のような優しい心と 男どもを獣に変えてしまう〜妖気をもつ女。
玉三郎の妖艶さにクラクラっでした。
ご飯をよそる手つき・・・・・惚れちゃいますね。
この玉三郎の女の誘惑に惑わされる 若いお坊さまが海老さま。
汗を拭いてもらう色っぽい芝居に 思わずキャーぁです。

海老さまは目がいい、目の演技が上手い。
無表情な顔なのに 目は悲しんでいたり微笑んでいたり。
3回くらい海老さま見てますが 今回は感心しました。
13代團十郎を継ぐまで生きていたいなぁってちょっと思ったりして。
